植物と暮らす

2020年10月02日

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コロナ禍でグリーンを求める人が急増

 

ある調査によると、以前に比べ「自宅に花やグリーンを飾りたい気持ちになった」と回答する人がなんと90%に達したという結果(※1)が出ました。コロナ禍で家にいる時間が増え、癒しを求める方が増えたということでしょうか。植物は私たちの暮らしを豊かにしてくれます。今回は植物を部屋に置くメリットについて解説していきます。

 

(※1)参考:花の国⽇本協議会 プロモーション推進室

 

グリーンが減らす3つのこと

 

①植物はストレスを減らす

植物 コルチゾール増加率

参考:住友科学園芸

 

植物があると、なんだか癒される。これは研究結果でも明らかになっています。植物の有無で、人がストレスにさらされた際に分泌される「コルチゾール」というホルモンの増加率が変わります。この調査から、植物には心理的にも生理的にもストレスを軽減させる効果があると考えられます。

 

②植物は疲労感を減らす

一日中ディスプレイや携帯を見続けていて、慢性的な眼精疲労に苦しんでいる方は、植物を置くことで改善できるかもしれません。オフィス空間における植物とストレスの関係を調査した結果によると、オフィスにおける緑視率(人の視野に占めるグリーンの割合)の高さは眼精疲労を和らげる効果が高いという結果が報告されています。

 

参考:日本建築学会計画系論文集

 

③植物は空気の汚れを減らす

空気清浄機には及びませんが、植物には空気中の有害物質を分解する空気清浄の効果があるとされています。例えば、ホルムアルデヒドやベンゼンといった化学物質を植物が吸い込むことで、頭痛・めまい・倦怠感などの症状を引き起こすシックハウス症候群の予防・改善が期待できるようです。植物は天然の空気清浄機といえます。

 

世界時価総額ランキング1位企業のオフィス

 

植物 apple本社

apple本社

 

appleは、オフィス内に植物を置くというよりも「森の中にオフィスがある」と表現した方が正しいのかもしれません。スティーブジョブズは、敷地の大部分が緑に覆われている必要があると主張し、理想の森をつくるために樹木の専門家まで雇ったそうです。そこまでして緑を重視する理由は、美的なものを目指しているだけではなく、社員の創造性の向上です。

 

ジョブズは自然の中をのんびり散歩しているときに素晴らしいアイデアを思いつくことがあったので、社員にも同じことを期待したのです。2011年にCEOを引き継いだティムクックは「本当に難しい問題について考えなければならないとき、わたしは自然がある場所に行く」とも述べています。つまり、生産性を上げるために意図的に植物を置いているのです。

 

自分だけのお気に入りの植物をまずは一鉢

 

植物 LEON

植物が印象的に描かれている映画『LEON』。殺し屋のレオンが唯一の友人と呼ぶのが、アグラオネマという植物。毎日丁寧に世話をし、絶体絶命の場面でもこの鉢植えを抱えて逃げるシーンは印象的でした。アグラオネマは葉が大きく存在感があるので、観葉植物としてオススメ。まずはそんな友人ともよべる植物を一鉢、手にいれてみるのはいかがでしょうか。

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