雨水出水ハザードマップを活用した防災

2024年06月14日

雨水出水ハザードマップ

雨水出水ハザードマップを活用した防災

 

梅雨の季節が近づくと、豪雨による水害のリスクが高まります。

 

特に都市部では、雨水の量が下水道管の排水能力を上回ることにより、マンホールなどから水があふれる「雨水出水」に注意しなければいけません。

 

そこで今回は、雨水出水ハザードマップを活用した防災のポイントと、マンション選びの際に考慮すべきポイントについてご紹介します。

 

 

雨水出水ハザードマップとは?

雨水出水ハザードマップとは、豪雨時にどの地域が浸水する可能性が高いかを示した地図です。自治体が提供していることが多く、住民が事前に浸水リスクを把握し、防災対策を講じるために利用されます。インターネットで自治体の防災情報サイトから簡単にアクセスできます。

 

 

1.防災のポイント

 

1-1. ハザードマップを確認する

まず、住んでいる地域やこれから住もうとしている地域の雨水出水ハザードマップを確認しましょう。自宅周辺の浸水リスクを把握することで、適切な対策を立てることができます。

 

参考:静岡市_浸水ひなん地図

 

1-2. 避難場所と避難経路を確認する

浸水のリスクがある場合、最寄りの避難場所と避難経路を確認しておきましょう。避難場所は自治体のホームページやハザードマップに記載されています。また、避難経路は事前に歩いて確認し、実際に避難する際のイメージを持っておくことが大切です。

 

1-3. 防災グッズの準備

浸水被害に備えて防災グッズを準備しておきましょう。特に水害に備えた防水袋、簡易ポンプ、懐中電灯、防水シートなどがあると安心です。また、非常食や飲料水、常備薬も忘れずに準備しましょう。

 

1-4. 家の中の対策

浸水時に備えて、家の中の重要なものはできるだけ高い位置に保管することを心がけましょう。電気機器や貴重品、重要書類などは二階や高い棚に置くと安心です。また、浸水を防ぐために、窓やドアの隙間に防水シートを貼るなどの対策も有効です。

 

 

2.マンション選びのポイント

 

2-1. 立地条件を確認する

マンションを選ぶ際には、まずその地域の雨水出水ハザードマップを確認し、浸水リスクが低い場所を選びましょう。河川の近くや低地は浸水リスクが高くなるため、注意が必要です。

 

2-2. 建物の高さ

可能であれば、マンションの高層階を選ぶと浸水リスクが低くなります。低層階は浸水の影響を受けやすいため、雨水出水のリスクがある地域では特に注意が必要です。

 

2-3. 建物の構造と設備

マンションの防水対策や排水設備が充実しているかを確認しましょう。地下駐車場や地下室がある場合は、排水ポンプや防水壁などの対策が施されているかを確認することが重要です。

 

2-4. 管理体制

マンションの管理体制も重要なポイントです。管理組合がしっかり機能しているか、防災訓練が定期的に行われているかを確認しましょう。また、非常時の連絡体制が整っているかもチェックポイントです。

 

2-5. 周辺のインフラ

避難場所や避難経路、災害時の支援拠点など、周辺のインフラが充実しているかを確認しましょう。浸水リスクが低くても、避難しやすい環境が整っていることが安心です。

 

 

まとめ

 

雨水出水ハザードマップを活用することで、事前に浸水リスクを把握し、適切な防災対策を講じることができます。

 

また、マンション選びの際には立地条件や建物の構造、管理体制などをしっかり確認することが重要です。

 

これらのポイントを参考に、梅雨の季節も安心して過ごせる環境を整えましょう。

 

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