「抵当権」とは?住宅ローンにおける抵当権

2024年10月25日

抵当権

「抵当権」とは?住宅ローンにおける抵当権の基礎知識

 

住宅ローンについて調べていると「抵当権」という言葉を耳にすることがあるでしょう。

 

しかし、抵当権とは具体的に何を指すのか、どのような仕組みで住宅ローンと関わっているのか、理解が難しいという声もあります。

 

そこで今回は、抵当権の基礎知識をわかりやすくお伝えし、住宅購入をスムーズに進めるための一助となるような情報をお届けします。

 

 

抵当権とは?

抵当権とは、不動産の購入に際して借りたお金を返済できなくなった場合に、金融機関がその不動産を売却して返済に充てることができる権利を指します。これは、金融機関が貸し付けたお金を確実に回収できるようにするための仕組みです。具体的には、住宅ローンを組む際に購入した不動産(中古マンションなど)に抵当権が設定されます。

 

 

抵当権の仕組みと住宅ローン

抵当権の仕組みを理解するには、住宅ローンとの関係を理解するのが大切です。以下のような流れで抵当権が設定されます。

 

1. 住宅ローンの借入

まず、マンションを購入するために金融機関から住宅ローンを借り入れます。この際、購入した物件がローンの担保として扱われます。

 

2. 抵当権の設定

ローンを借りると、金融機関はその不動産に抵当権を設定します。この設定は法務局で登記され、登記簿謄本に記載されます。抵当権が設定されている間は、金融機関がその物件を担保として管理している状態です。

 

3. ローン返済と抵当権の抹消 

ローンを完済すると、抵当権は抹消されます。この手続きも法務局で行われ、登記簿から抵当権の記載がなくなります。抵当権が抹消されることで、不動産は完全に購入者のものとなります。

 

 

抵当権のメリットと注意点

抵当権を設定することで、金融機関にとってリスクが軽減されるため、低金利での住宅ローンの提供が可能になります。しかし、もしも住宅ローンの返済が滞った場合、金融機関は抵当権を行使し、不動産を競売にかけて売却することがあります。そのため、大切なのは無理のない範囲で借り入れることです。

 

また、抵当権を設定したり抹消したりする際には、法務局での登記手続きが必要になります。ローン完済時には金融機関から抵当権抹消に必要な書類が渡されますが、この手続きを怠ると、登記簿に抵当権が残ったままとなってしまうため注意が必要です。

 

 

購入時の抵当権の確認

中古物件には、既存の抵当権が設定されている場合があります。例えば、売主がまだ住宅ローンを返済中の場合などです。その場合は、売買が成立した際に売主がローンを完済し、抵当権を抹消する必要があります。これらの手続きは通常、売買契約の条件として行われますので、購入者側としては抵当権の有無を確認することが安心な取引につながります。

 

 

まとめ

抵当権は、住宅ローンを利用する際の基本的な仕組みであり、住宅購入を安心して進めるために是非知っておきたいポイントです。

 

また、抵当権について理解することは、購入後の生活設計にも役立ちます。

 

無理のない返済計画を立て、長く安心して暮らせる住まいを手に入れましょう。

 

 

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