理想のサロン兼住宅
2023年01月27日
理想のサロン兼住宅
1年を代表する魅力的なリノベーション事例を選ぶコンテスト「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」
今回は、その中でも、2022年特別賞「フェミニン・リノベーション賞」を受賞した「世界を旅するネイリスト~海外の開放感と自然の光が広がる空間~」をご紹介します。
女性ならではの感性が詰まった美しい空間は必見です!
リノベーションを行ったのは、横浜市にある1975年築、53㎡のマンション。
元々の間取りは2LDK。細長いLDKは圧迫感や閉塞感がありました。また、家の中で多くの時間を過ごし、仕事も自宅で行うような現代のライフスタイル「職住融合」にはマッチせず、暮らしの多様性が実現できない環境にありました。
サロンスペース兼ワークスペース
参照:世界を旅するネイリスト~海外の開放感と自然の光が広がる空間~
玄関を入ってすぐの空間は、サロンスペース兼ワークスペースになっています。
奥にあるリビングとの間にはガラス扉を採用しています。来客が多いサロンスペースと、プライベートのスペースを仕切りつつもリビングから光を取り込み、空間の広がりを感じさせます。
全体をホワイト系でまとめ、清潔感あふれるサロンスペースへと仕上がっています。
ホテルライクなバスルーム
参照:世界を旅するネイリスト~海外の開放感と自然の光が広がる空間~
50㎡台でサロン兼住宅を実現するために、水回りは一つの空間にまとめてコンパクトに。お風呂はガラス戸で仕切ることにより、区切りを感じない広々としたスペースになっています。
バスルームで過ごす時間もリビングと同じような快適さで長時間過ごせることを意識しているそうです。洗面台も位置変更により、十分な広さを確保しているのも女性には嬉しいところです。
開放的なリビング
参照:世界を旅するネイリスト~海外の開放感と自然の光が広がる空間~
リビングは明るいウッド色とホワイトを基調とした色彩。ガラス扉のおかげで、仕切られつつも抜け感があり、圧迫感のない広々とした空間になっています。
床はクラシックな表情になるヘリンボーン貼り。所々に置かれた観葉植物や花瓶に生けられたお花が空間を彩り、暮らしの豊かさを象徴しているようです。
この空間を手がけたのは、Instagramで総フォロワー数36万人を超えるネイルアーティストです。普段からクリエイティブを発揮している職業の方ならではの、美意識が詰まった空間です。
飾り棚の造形やバスルームの取手やシャワーヘッドなどの金具類など、細部までこだわりが感じられます。
仕事に没頭できて、本当に心地よいと感じる空間をいかにつくるか。コロナ過で在宅ワークへとシフトした方にとっては、新たな住まいの課題です。
この事例は、そんな方にとってとても参考になるのではないでしょうか。自分らしく暮らす。自分らしく働く。
「らしさ」こそが、36万人のフォロワーに愛される秘訣なのかもしれません。
参考:世界を旅するネイリスト~海外の開放感と自然の光が広がる空間~