キッチンのレイアウト-換気ルートの確認編
2024年02月23日
キッチンのレイアウト-換気ルートの確認編
リノベーションは間取りを自由に変えられることが最大の魅力です。
特にキッチンのレイアウト変更は、暮らしを大きく変えるきっかけになります。実際にリノベーションを経験された多くの方がキッチンのレイアウト変更をされています。
そこで今回は、内覧時に重要なポイントである「換気ルート」に着目して、注意点をわかりやすくまとめました。
■キッチンの配置を確認
まず内覧時に注目するべきポイントは、レンジフードの位置です。
通常、レンジフードで吸気をして、排気口で排気します。レンジフードから排気口までが換気ルートとなるため、どんなルートで換気されているかを確認することが大切です。
■排気口の位置を確認
排気口は玄関側もしくはバルコニー側の天井近くにあることが多いです。キッチンの排気口の大きさは直径15センチ、それ以外(トイレやお風呂)は10センチ程度です。キッチンの排気口は他よりも大きいため、排気口が複数あって分かりにくい時には直径を測ることで特定がしやすいです。
■梁の位置を確認
梁はキッチンレイアウト変更の制約として注目すべきポイントです。
特に避けたいのは換気ダクトの梁またぎです。梁またぎとは、換気のダクトが梁をまたぐことをいいます。換気性能の低下の要因になり得て、かつ圧迫感が出るため基本的にはおすすめしません。
レイアウト変更をする際には、換気ダクトが梁をまたがないように計画することが大切です。梁の位置は販売図面や物件紹介サイトにある間取り図には表記されていないことが多いため、内覧時に確認しましょう。
■レイアウト変更可能ゾーンを確認する
現状のキッチンの位置、排気口の位置、梁の位置が確認できれば、おおよその換気ルートを見定めることができます。そして、レイアウト変更ができるエリアがある程度見通しが立つでしょう。現実的には、今あるキッチンが梁に囲われている部分でレイアウト変更が可能になる場合が多いです。
最も大切なのは梁の位置。現地で確認して記録しておくことがおすすめです。
■竣工図面の確認
より確実なのは、マンションの竣工図面を確認することです。竣工図面には、梁の位置も換気ダクトのルートも明記してあります。リノベーションのプランに入る前には竣工図面を確認した上で進めるのが良いでしょう。
ただ、購入前の内覧段階では閲覧できることは少ないため、内覧時に換気ルートの確認をするのが得策です。
■まとめ
リノベーション前提の中古マンション内覧において、キッチンの換気ルートは重要なポイントのひとつです。内覧時にはキッチン・排気口・梁の3つの位置関係を確認しましょう。
適切な換気は快適な生活の基盤となるため、リフォーム・リノベーションの専門家のアドバイスをもらいながら、計画段階から慎重に進めていきましょう。
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