購入者向けガイド4-決済について
2023年11月24日
購入者向けガイド4-決済について
先週から引き続き、全4回にわたって【購入者向けガイド】と称し、物件の内覧から買付、契約、決済に至るまでを詳しく解説していきます!
ついに最終回!第4回目の本記事では、中古マンションの購入における「決済」の流れや注意点について解説していきます。
不動産購入の一連の流れでは最終段階である決済。決済とは何かを理解しておくことで、決済までの準備がスムーズに進みます。
これから中古マンションの購入を検討している方に向けて流れや注意点を整理しました。
決済とは
決済とは、不動産取引において、契約条件を履行し物件の所有権を正式に移転させる手続きを指します。この過程で売主に対して残りの代金が支払われ、引き渡しが行われます。
▼決済の基本な流れ
1. 代金の準備
決済日に備えて、購入代金を用意します。通常は銀行振込が利用されますので、事前に所定の口座に資金を移しておくなど、手続きを済ませておくことが大切です。
2. 引渡し前の立会い
引渡し前に売主、買主、不動産業者が立ち会い、物件の状態を確認します。中古物件の場合は「現状有姿」といって、建物や土地の状況をよく見てその状態で納得して買うことになり、あとから補修や損害賠償を請求することは基本的にできません。 契約時の内容と相違がないか、現地でしっかりと確認することが大切です。
3. 契約書類の確認
契約書類や印鑑証明書、本人確認書類などを準備し、手続きの円滑な進行を図ります。
4. 代金の振込み
決済日になると、買主は購入代金を売主に対して支払います。この際、銀行振込が一般的です。
5. 登記手続き
代金の受領後、不動産の所有権を買主に正式に移転させるための登記手続きが行われます。
6. 鍵の引き渡し
所有権が移転したら、売主は買主に対して物件の鍵を引き渡して手続きは完了します。
▼決済の注意点
1. 代金の準備を念入りに
決済に必要な購入代金を事前に準備しておくことが大切です。振込手数料なども考慮に入れておきましょう。
2. 契約書類の確認
決済当日に必要な書類は事前に確認し、不足がないか確認します。特に印鑑証明書や本人確認書類は欠かせません。
3. 引渡し前の立会いを重視
引渡し前の立会いで物件の状態を確認することが大切です。問題があれば、補修を依頼するなど速やかに対処します。
必要な持ち物
決済では、一般的に以下の持ち物が必要です。詳しくは銀行もしくは専任の不動産担当者から案内があります。
● 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
● 印鑑(実印)
● 諸費用(登記費用や融資事務手数料など)
まとめ
決済は不動産取引の最終段階であり、正確な手続きが求められます。代金の準備や書類の確認、引渡し前の立会いなど、細部に注意を払いましょう。円滑な決済を通じて、安心して新しい住まいを手に入れましょう。
全4回にわたってお送りしてきた「購入者向けガイド」でしたが、いかがだったでしょうか?
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