「買い先行」のメリット・デメリット
2023年05月19日
「買い先行」による住み替えのメリット・デメリット
「子供が成人したのを機に、郊外の戸建から都心部のマンションに引っ越しを考えています。でもまだ住宅ローンが残っているので、よくわからずに何も動けていない状態です……」
このような場合は、一体どうすれば問題解決できるのでしょうか。
そこで今回は、住み替えにおける「買い先行」をテーマに解説していきます。
「買い先行」とは……?
住み替えにおける「買い先行」とは、新居を先に購入して引越しが完了してから今まで住んでいた家を売るという買い替え方法です。
具体的には下記の流れで進みます。
1.新居の売買契約を締結する
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2.新居の引渡しを受ける
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3.今の家の売却活動をはじめる
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4.今の家の引渡しを行う
「買い先行」の3つのメリット
では、買い先行のメリットをみていきましょう。
①新居選びを妥協せず行える
良い物件との出会いは突然やってくることがあります。「理想の物件に出会ってしまった」「どうしても欲しい物件があり、家の売却を待っていられない……」
このような場合は、新居に引っ越してから住んでいた家を売却する流れになります。
新居選びに妥協せず、じっくり行うことができるのが買い先行のメリットのひとつでしょう。
②仮住まい費用不要
「買い先行」では先に新居を購入して引っ越すため、当然ながら仮住まいの必要がありません。
引っ越し代や仲介手数料、保証料、家賃など短期間とはいえ仮住まいにはたくさんの費用がかかります。また、現在の家から仮住まい先への引っ越し、仮住まい先から新居への引っ越しと2度の引っ越しを短期間で行うのはなかなか骨の折れる作業です。
費用と手間の節約ができるのがメリットです。
③現在の住まいを売りやすい
中古物件は部屋の劣化や生活感が目につきます。空き家にしてから補修やハウスクリーニングを入れるだけで与える印象は変わります。
また、空き家なら購入検討者も遠慮せずにじっくりと確認でき、売主側も不動産会社に鍵を預けておけば内覧に立ち会う必要もありません。
結果的に内覧しやすい状態になり、内覧数が増えることで売却しやすくなります。
「買い先行」のデメリット 一番のハードルはお金
買い先行にはメリットが多い半面、デメリットもあります。
現在の家に住宅ローンの残債があり、新居も住宅ローンで購入する場合、住宅ローンが重複する「ダブルローン」の状態になります。
それだけ家計を圧迫しますし、ダブルローンで審査を通過するためには、ある程度の収入が必要となります。また、ダブルローンが使える金融機関も限られます。
まとめ
以上、「買い先行」のメリット・デメリットについて解説しました。
新居選びをじっくりと妥協せず行いたい方におススメなのが「買い先行」
しかし、ダブルローンという大きなハードルがあるのも事実です。
買うのが先か、売るのが先か ― それぞれにメリット・デメリットがあります。
自分にピッタリの進め方はどちらなのか……住み替えについてのお困りごとがありましたら、ぜひアイワ不動産へご相談ください!