住宅購入、親に反対されたらどうする?

2021年06月18日

住宅購入、親に反対されたらどうする?

住宅購入、親に反対されたらどうする?

第一希望のエリア。駅近でありながら、眺望もよく日当たり良好。少し狭くて築古だというネックはあるけど、エリア最優先の自分たちにはピッタリの物件。購入を決めたY様。しかしそこに待ったをかけたのはご両親でした。「子供ができたら狭いんじゃないか」「そんな古い物件を買って大丈夫か」「焦らずにちゃんと考えなさい」

 

Y様のように、住宅購入において、最終段階で親から反対されるケースは少なくありません。ということで今回は、「親の反対」をテーマにお届けしていきます。なぜ親は子の住宅購入に反対するのか、反対されたらどう切り抜けるのか、どうコミュニケーションをとればいいのか、実例を交えて解説していきます。

 

親はなぜ子の住宅購入に反対するのか

なぜ親は反対するのでしょうか。理由は人それぞれですが、突き詰めていくと「子供のことが心配だから」という親心からであることが多いです。あなたに失敗をしてほしくない、失敗して大きな借金を背負うことになったら大変。だからそうならないために反対しているのです。まずはこの親心を理解すること、これが第一ステップです。

 

では、そもそもなぜあなたは親に相談するのでしょうか。住宅購入において全く親に相談せず、事後報告するタイプの方もたくさんいます。なぜ親に相談しようと思ったのか。これをはっきりさせましょう。資金援助を求めるのか、背中を押して欲しいのか、相談する理由を明確にすることが大切です。

 

「意見」ではなく「事実」を元に

相談する理由を明確にした上で相談し、反対された場合、どうしたらいいのでしょうか。大切なのは、「事実」と「意見」を分けて考えることです。親子間では30年程時代が違います。30年前の成長社会とは異なり、現在は成熟社会。価値観にズレが合って当たり前。当時の価値観のまま、いわば色眼鏡で主張されることを鵜呑みにしてはいけません。

 

そこで、意見ではなく、事実を元に考えていきましょう。金利ひとつとっても、親世代と今ではどれくらい差があるでしょうか。築古は耐震性が弱いという意見なら、東日本大震災のような大規模災害における耐震基準による倒壊率の差はどれくらいなのでしょうか。まずは正しい事実を集め、事実を元に冷静に判断することが失敗しない住宅購入に繋がります。

 

「相談」よりも「報告」

親心を理解したうえで、正しい事実をもとに考える。考えた上で、相談ではなく、「こうすることにしたよ」という報告にする。そうすれば、ご両親も「しっかり考えたんだな」と納得してもらえるでしょう。反対されたとしても、事実をもとに議論すれば、感情的にならず、建設的な議論ができるでしょう。ご両親に相談する前に是非試してみてください。

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