省エネリフォーム・リノベのメリット
2022年11月11日
省エネリフォーム・リノベーションのメリット
環境保護は日本のみならず、世界全体の課題です。
そこで今回のテーマは、省エネリフォームについてお話いたします。
デザインやコスト、間取りなどと比べると、ついつい後回しにされてしまうこともある省エネや断熱。
しかし、実はとてもコストパフォーマンスが高く、地球にも、お財布にも、身体にも良いものなのです。
日本政府は、2030年度までに家庭部門のCO2排出を2013年度比で66%削減するという具体的な目標を掲げています。
一人ひとりが断熱や省エネを考えて住宅購入やリフォーム・リノベーションを行うことで、地球環境の保護につながります。
とはいえ、断熱や省エネの効果は体感しにくいのではないでしょうか。
そこで、具体的なメリットを3つ挙げていきます。
メリット①:トータルコストで考えるとお得
断熱対策や省エネ製品の導入には当然コストがかかります。
実際に効果があるのかは非常に感覚的なものですが、最も分かりやすい効果を感じることができるのは、冷暖房費のコストダウンです。住宅の規模にもよりますが、年間数万円程度変わることもあるのです。
例えば工事費が100万円増額したとして、35年の住宅ローンなら月2,500円程の増額ということになります。内容によっては、十分にメリットを感じられるでしょう。
メリット②:健康的に暮らせる
断熱性を高めることで、外気との温度差によって発生する結露が抑えられます。結露はカビの発生やアトピーの原因になるため、結露が発生しないことは健康面でメリットがあります。
また、日本は交通事故者数よりもヒートショックで亡くなる方の方が数倍も多いという驚くべき事実があります。
健康寿命を伸ばせるのは高齢や中高年の世代にとって魅力です。
メリット③スペースの有効活用
断熱性を高めれば、家の中の温度差が小さくなります。エアコンが効かない場所だからとデッドスペースになっていた場所を、有効活用することができます。
また、冬に寒くない家になると分厚い衣類や寝具を手放せるので、収納にゆとりが生まれます。どこにいても温度がある程度均一なので、間取りの自由度が高まります。
光熱費を抑えながら、快適で健康的な生活を送ることは、地球を守ることにもつながります。
最近では、新築の基準を上回る程の断熱性能を有するリノベーション住宅なども出てきており、省エネへの意識が高まっています。
金融機関によっては、省エネリフォームの場合、金利優遇がある場合もあります。 是非一度検討してみてはいかがでしょうか。