無限の可能性を秘める「土間」を徹底解剖!
2021年02月19日
土間が現代的にアップデートされている
ある調査によると、住まい選びで重視したいことの1位は、「間取り(生活導線、お部屋のレイアウトなど)」(54.9%)とのことです。そのような背景もあり、中古を購入してリノベーションをするという選択肢を選ぶ方が増えてきています。家にいる時間が長くなることで、家のことが気になりだしたという方も多いのではないでしょうか。
自由に間取りが変えられるリノベーションの中でも、特に人気があるのが「土間」です。土間は、本来は昔の日本家屋によく見られた、玄関と居室の間に作られた土足で歩けるスペースのことですが、リノベーションにより、土間が現代的にアップデートされています。今回はいま注目の「土間」のメリット・デメリットについて解説していきます。
土間は用途を選ばず
メリット①収納問題を解決
写真:pinterest
土間を希望される方にその理由を聴くと、必ずといっていいほど背景には収納問題があります。狭い賃貸の玄関では、靴や傘などの収納が足らない。お子様がいる家庭では、ベビーカーやこどものスポーツ用具の収納に頭を悩ませている方も多いのが現状です。土間をつくることで、収納問題は一挙に解決します。
メリット②作業スペースとして使える
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収納から一歩進んで、より能動的な使い方も。例えばキャンプギアのメンテナンスやDIYをするなど、作業スペースとしても土間は大活躍。また、土間に自転車を持ち込んで、オンラインで世界中のサイクリストとつなぎ、インドアサイクリングを愉しむ方も。土間の使い道は工夫次第で無限大です。
デメリットはこう解消する
デメリット①空間が狭くなる
土間を作る最大のデメリットは、その分ほかの部屋を狭くしないといけないこと。70㎡の広さで、5㎡分の土間をつくれば残りは65㎡。これはLDKや個室のダウンサイジングで可能です。リノベーションでデッドスペースを極力作らないように間取りを工夫することで、他の部屋の狭さを感じないようにすることが可能です。
デメリット②冬は寒い
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玄関土間からリビングへと繋がる間取りは開放感がある反面、冬は寒いです。筆者自身そのような間取りでリノベしたのですが、毎年冬になるとリビングと土間の間にはドアを作るべきだったなと思います。ドアはつけたくない、開放感を感じたいという方には、土間にアラジンストーブなどレトロな暖房機器を置くと雰囲気が出ますので、オススメです。
あなたが住みたい家をつくる
土間は収納の他、フレキシブルに使うことができます。玄関が狭い、暗いといった不満をお持ちの方には特にオススメ。注意すべきはリノベっぽい家をつくるのではなく、あなた自身が心から心地よいと感じる部屋をつくることです。土間もあなた自身のライフスタイルにマッチしそうかを是非考えてみた上で、うまく取り入れてみましょう。