真鍮をインテリアに取り入れるコツ
2023年09月15日
真鍮をインテリアに取り入れるコツ
今回のテーマは真鍮(しんちゅう)です。
古くから存在する素材でありながら、現代のインテリアにおいても使用される頻度が高い、人気の素材です。
真鍮が今も多くのデザイナーやインテリア好きを魅了するのは、なぜなのでしょうか。
真鍮の魅力を紐解くことで、魅力的な空間づくりのヒントが得られるかもしれません。
真鍮の魅力やそのメリット、デメリットについて解説していきます。
真鍮とは、銅と亜鉛を主成分とする合金のことです。
古くから装飾品や工芸品として利用され、その美しさと耐久性からインテリア建材としても注目を集めています。皆さんも一度は手にしたことがあるのではないでしょうか。
真鍮のメリット
参照:Adobe Stock
優れた耐久性
真鍮は耐食性に優れており、錆びにくい特性を持っています。そのため、長期間の使用においても美しさを保ち、劣化しにくいのが特長です。
美しい風合いと経年変化
はじめは輝くような金色を放ちますが、時間とともに徐々に酸化して深い茶色や緑色の酸化被膜が形成されます。
この経年変化が真鍮ならではの味わい深い風合いを生み出し、インテリアに温かみとこなれた雰囲気を与えます。
様々なデザインとの相性
真鍮は柔軟性があり、細い線から複雑な装飾まで幅広いデザインに適用できます。
ドアノブ、照明器具、家具の取手など、さまざまな形状で利用され、空間に独自の個性をプラスします。
真鍮のデメリット
参照:Adobe Stock
変色とメンテナンスの必要性
真鍮は酸化被膜ができるため、その色合いが変化します。これが好みでない場合は、定期的なメンテナンスが必要です。
ただし、変色していく様もまた真鍮の美しさの一環とも言えるでしょう。
価格と加工難易度
真鍮は高品質な金属であるため、その加工や製造には手間とコストがかかります。そのため、他の金属に比べて価格が高いことがあります。
指紋や汚れの目立ち
真鍮の表面は美しい一方で、指紋や汚れが目立ちやすい特性も持っています。特に取手やスイッチなどの触れる部分は定期的な清掃が必要です。
まとめ
独特な風合いと経年変化する趣を持ちながらも、現代のインテリアにも違和感なくマッチする真鍮。
照明や取手、見切り材など、細部にさりげなく使うのがポイントです。
古くなるのではなく、味が出る。そんな素材である真鍮を是非取り入れてみてはいかがでしょうか。