リノベーション・オブ・ザ・イヤー2020
2020年11月27日
リノベーション・オブ・ザ・イヤーの選考はじまる
今年もやってきました。リノベーション・オブ・ザ・イヤーの季節。リノベーション・オブザ・イヤーは初耳な方に簡単にご説明すると、900社超のリノベーション協議会加盟企業の施工事例から、 1年を代表するリノベーション作品を価格別に決定するコンテストです。これから住宅購入を検討されている方は是非一見の価値ありです。
リノベーションの最前線が分かる
リノベーション・オブ・ザ・イヤーの審査員はSUUMOやHOMES、インテリア雑誌の編集長など、ライフスタイルとメディアのプロ。暮らしの目利きが選ぶ作品は、選ばれるだけの理由があります。家を買いたいけど何からはじめたらいいのか分からないという方は、まずはその道のプロを通して一流に触れてみるのをオススメします。
グランプリに選ばれる作品はただ優れているだけではありません。「なぜ今年なのか」というトレンド性が重視されます。不易流行という言葉があるように、「決して変わることのない不易性と絶えず変化し続ける流行性は本質的に同じ」。今年はコロナ禍で大きく日常が変化しました。それをリノベーションにどう落とし込むのか、各社、腕の見せどころです。
トレンディで優れていればいいというとそうでもありません。ファッションと同じように、自分の感性に合うかどうかも大切。リノベーション・オブ・ザ・イヤーの特徴は、決して「大手」「東京」の会社ばかりではなくむしろ地方の小さい事務所の作品にはっと心を奪われることも多いです。あなたも自分の感性に合う会社を見つけてみてはいかがでしょうか。
感性を刺激するリノベーション事例
写真:SUVACO
過去のリノベーション・オブ・ザ・イヤーの作品の中から一つピックアップしてご紹介します。激戦区である「1000万円以上」部門で2018年の最優秀賞を受賞した「家具美術館な家」。舞台は埼玉県にある1982年築の90㎡越えの中古マンション。リノベーションには不向きといわれる壁構造を1LDKにリノベーションした事例です。
この作品の特異な点は「家具」を美術品に見立て、家具の質感、サイズ感をもとに家具が主役の空間をつくっていった点です。通常、家に合う家具を揃えるのがいわゆる日本のスタンダードですが、その逆をいくアプローチ。家具から空間をつくるとはよく聴きますが、その中でも完成度が突出して高く、施主の美意識を感じるとても良い事例です。
参考:リノベーション協議会
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リノベーション・オブ・ザ・イヤーはこれから家を買う人にとって、とても示唆を与えてくれるイベントです。一般投票は10月28日に終了、11月4日にノミネート作品の発表がされ、12月10日には最終結果発表が行われます。Twitterでも情報発信されているので、是非フォローして最新情報をチェックしてみてください。
参考:Twitter